キャンセラーの取り付けによる不具合が発生する事があります。

修理

キャンセラーと言えば「TVキャンセラー」を思い浮かべると思います。

・ナビがフリーズした
・ナビがブラックアウトした
・バックカメラが映らない
・テレビが映らないなど

メルセデス・ベンツだけととは限りませんが

「TVキャンセラー」を取り付けたことでトラブルが発生する場合があります。

メーカーでは、キャンセラーが装着か、プログラムを変えるキャンセラーが

設定されている状態でのナビ・TV以外の不具合が発生する

場合がありますと文章が出ています。

その不具合原因は、キャンセラーのプログラムを書き換える事で

通信システムに疑似信号で走行中テレビが見れる事が出来ます。

その疑似信号が他のシステムに影響されて不具合が発生します。

車両の不具合発生する原因がキャンセラー

による場合があるので

よく考えてから取り付けてください。

テレビを走行中に見れるだけなのに

不具合が発生する事があるのですね。

エンジンが止まり再始動が出来ない事案が多発したことがありました。

2013年ごろだったと思いますが、

エンジンが止まり再始動できない車両が多発したことがあります。

原因はTVキャンセラーでしたが

初めは何が原因か解らず大変苦労しました。

現在のTVキャンセラーで致命的なダメージはありませんが

出来れば取り付けはしないでいただきたいです。

メーカーからも正式な文章でキャンセラーの取り付けは、

保証の対象外となると通達されました。

保証期間内でコマンドに不具合が発生した場合、

有料作業となってしまいます。

不具合が発生するのは嫌ですし、有料の修理は困りるので

取り付けは考えた方がよさそうですね。

キャンセラーの種類と、メーカーの取扱説明書の記載に書かれている事には

・16ピン(本来故障診断機をつなぐ端子)にアダプターを取り付けるタイプ
・ON/OFFスイッチがある機材を配線の途中に取り付けるタイプ

販売されている商品なので画像は出しませんが、

診断機のカプラーに差し込み書き換えるのが

簡単で費用も抑えられるので

最近増えていると思われます。

取扱説明書にも注意書きが掛かれていますの

抜粋したのを書き込みしました。

警告 電子部品の不適切な改造による 事故やけがの危険性

電子部品、ソフトウェアまたは配線の改造は、
それらの機能および/または他のネットワーク部品の操作に
影響を与えるおそれがあります。
これは特に、安全に関係するシステムについてもあてはまります。
その結果、十分な機能が発揮されなくなったり、
車両の操作安全性が損なわれ たりする可能性があります。
それらのソフトウェアの配線または 電子部品の改造は行わないでください。

 

電気部品および電子部品にかかわる作業は、
必ず指定サービス工場で 行ってください。
車載電子制御部品に改造を加えた場合は、
一般使用許可は無効になります。
“サービスデータ”の”車載電子制御部品”の項目に従ってください。

 

診断器接続部

診断器接続部は、指定サービス工場で診断機器と接続することのみを目的としています。

警告

機器を診断接続部に接続することによる事故の
危険性装置を車両の診断器接続部に接続すると、
車両システムの操作に影響を与える場合があります。
その結果、車両の操作安全性が影響を受 けることがあります。
診断器接続部は、使用について検査され安全だとみなされた
デバイスのみに接続してください

メーカーの取扱説明書の抜粋です

かなり解りにくい文章になっているのは、
ドイツ語を英語に訳したものを日本語にした関係だと思います。

取扱説明書にも書いてあるのですが、

読む方は少ないと思います。

取扱説明書のページ数が多すぎるし

、解りずらい文面も読む気がしないので

読んでませんでして。

メーカーの取扱説明書の内容を簡単にまとめると

・社外部品の取り付けはしない
・配線に改造をしない
・保証期間がある車両の保証が適用されない場合があります
・プレセーフの安全機能に影響される事があります
基本的に、キャンセラーの取り付けはハイリスクとなります。
メーカーの保証が効かなくなった場合の費用は、自費となる為
キャンセラーの装着はやめて頂きたいです。
TVキャンセラーが装着されていたのを外したり・データーの書き換えを
元に戻して修理に出した場合ですが、メーカーからは
キャンセラーの取り付けが壊れた部品に記録されるとの説明がありました。
良く問題になるのがCOMANDシステムの本体ユニットの不具合です。
キャンセラーが装着されている場合、
システムデーターの更新を実施する事でCOMANDの不具合が
解消する場合が解消出来る場合があります。
しかし、キャンセラーが装着されている場合
システムの更新でCOMANDユニットが動かなくなる可能性があります。
この場合、メーカークレームが効かなくなる為高額な費用が掛かるので
キャンセラーの取り付けはやめて頂きたいのです。

一般修理や点検・車検で車両のプログラム更新する場合、キャンセラーの装着が原因と思われるシステム更新が終わらない場合が発生しています。俗に「ブートモード」と言われるシステムの途中停止です。

このブートモードになった場合、ステム開発センターにデーターを送って新たに指示を待つことになり最低4日間は返事待ちとなります。

指示された作業を実施しても復帰しない場合部品交換が必要となります。

ネットにテレビキャンセラーが販売されているので気軽に考えていました。愛車を大切にする事を考えるとキャンセラー取り付けはかなり危険なのですね。

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